USBや古いスマートフォンで簡易的にハードウェアウォレットの役割

仮想通貨を始めて、投資した金額が少ない場合、TREZOR(トレザー)やLedger Nano Sのハードウェアウォレットを購入することは、非常に悩むことでしょう。
こんにちわ。
ハムルです。

なぜハードウェアウォレットの購入を悩むのか?

取引所だとゴックスが怖い、だけどPC内部だとハッキングが怖い。
だから、ハードウェアウォレットを購入したい!
ただ、そこで悩みの種となるのは、以下と思います。

ハードウェアウォレットの金額が資金に見合わない場合

ハードウェアウォレットは、ビットコインを含む仮想通貨のお財布です。
その購入金額は、日本円にすると以下です。
Ledger Nano S:約8,000円
TREZOR(トレザー):約12,000円

上記の金額を出して購入したとします。
そのハードウェアウォレットに入れる仮想通貨が数千円〜数万円だったとした場合は?
本当に購入を悩みますよね。

ハードウェアウォレットの技術的な懸念点

新しい技術が生まれて時間と共に変化します。
仮想通貨が新しく発行されるよりウォレットの進化は、遅い状態となります。
しかしながら、リリースが少ないとしても普通の産業に比較したら次々に新しい物が登場するような状況です。

対応通貨が増えたり、技術的な内容がハードウェアウォレットの制限に引っかかったり。
そして、独自のウォレットを追加するような自由度も少ないです。

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USBメモリをハードウェアウォレットに改造

1つ目の方法は、USBメモリを利用してハードウェアウォレットを作成してしまう方法です。

ハードウェアウォレットは、安全なので数十万以上だと必要な物ですけれど。
個人的には、暗号化機能が搭載されているUSBメモリーが良さそうと考えてます。
ただし、USBメモリーにスタンドアローンで実施可能なソフトウェアは、なかなか見つかりません。

USBメモリーで利用可能なウォレットのソフトウェア

私が調査した限りでは、以下のElectrum Wallet系の3種類しか存在していないようです。
〇ビットコイン(bitcoin) Wallet
外部リンク:Electrum Wallet
〇ライトコイン(Litecoin) Wallet
外部リンク:Electrum LTC Wallet
〇ビットコイン キャッシュ Wallet
外部リンク:Electrum Cash Wallet
※Stratis(STRAT)も存在しているようなのですが、GitHubだったので除外しました。

Electrumの利用方法

ビットコインだけしか試していませんが、基本的に同じような操作だと想定します。
①USBにダウンロードしたファイルを移動
②アプリを起動して、初期設定を実施

英語を翻訳しながらでも、基本的な操作しかないので簡単に出来上がります。
バックアップ方法等は、確認しておきましょう。
例えば、ソフトウェアをPC等で保管すると共に、ウォレット種を保管等です。

オフラインの古くなったスマホをウォレットで再利用

こちらが最も現実的な回答になるのかなと思います。
基本的には、オフラインで保管して、必要な場合だけWi-Fi等に接続して送金を実施する方法です。

ハードウェアウォレットで強みの1つは、オフライン環境で安全と言う内容です。
オフラインならば、インターネットを利用したハッキングが行えません。

どんなウォレットが存在しているのかは、アプリのストアで確認すれば問題ないでしょう。
たまに秘密鍵を端末に保存しないWEBウォレットも存在してますが、セキュリティの観点から端末側に保存されるアプリが多いです。
ご存知の通り、スマホのアプリとなれば、仮想通貨の保管可能な対応数は、かなり多いです。
以下のようなサイトでは、対応している通貨も紹介している為、探してみるのも良いかと思います。
【Android用】
外部リンク:Cryptocompare-Android

【iOS用】
外部リンク:Cryptocompare-iPhone/iPod
※iOS対応となるので、iPod touchまで対応のアプリも存在します。

スマートフォンをウォレットとして利用した場合のデメリット

メリットが多そうですが、デメリットも存在します。

iPhone/アンドロイドのOSバージョンによる脆弱性

オフライン環境となるので、自動バージョンアップも走らないことが多いです。
24時間オンラインよりは、もちろん安全な状態です。
取引の場合に数分~数十分だけオンラインとなるので、時間も限られております。

セキュリティソフトの問題

バージョンアップと同じでセキュリティの安全性となります。
セキュリティの対策ソフトが入っていない or 無料版の利用が考えられます。
対策が行われていないと、ウイルスが入ってきた場合に対処できないです。
また、オフライン環境となるので、入っていたとしてもバージョンアップの頻度が問題となります。

アプリの相性やスマホ紛失/破損時の対応

利用中のアプリに対応した復元の方法を確認しておきましょう。
様々なアプリケーションが存在している為、バージョンが異なることによる互換性や秘密鍵の復元方法等、完全に検証されている状況と異なります。

ハードウェアウォレットに変更するまでの保管方法

今回の内容にて、注意して欲しい点は、ハードウェアウォレットに移行するまでの一時的な回避方法です。

取引所に保管やPC内部のウォレットに保管しているよりは、少しマシ!
そんなレベルでの会話となります。

資産が増えた場合は、きちんとしたハードウェアウォレットに変更して保存しましょう。
ハードウェアウォレットも、まだまだ過渡期となるので、対応通貨が決まっていたりと完璧な状況と異なります。

ではでは、長くなりましたが、これにて記載を終了したいと思います。
皆さんがゴックスなんて悲しむ状況が発生しませんように。
ハムルでした!

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