量子コンピュータとビットコイン(仮想通貨)の未来を考察

とんでもないニュースが飛び込んできましたので、考察と共に記事にしたいと思います。
こんにちわ!
仮想通貨大好きなハムルです

量子コンピュータの大きく処理が異なる点を比較して説明

まずは、量子コンピュータと言うのが、何なのか?
分からない人には、ここから開始するのが良いかと思います。

現状のコンピュータが処理を実施する方法

現状のコンピュータは、数字の 0 と 1 の2パターンを処理することによって動作しております。
2パターンを永遠と繰り返し実施することで、内部で色々な処理が Yes or No で実施されてます。
最終的に皆さんが利用されているコンピュータやスマートフォンは、これで出来上がっております。

量子コンピュータが処理を実施する方法

量子コンピュータと言うのは、もっと多くのパターンで計算を実施するコンピュータとなります。
2パターンで計算してコンピュータを処理させていたのが、多くの表現が可能になった場合、凄まじい性能を発揮します。
良く分からない人は、凄く速いコンピュータ!と思って頂けたらと思います。

NTTが発表した量子コンピュータの処理能力を考察!

以下のような産経ニュースが発表されました。
外部リンク:初の国産量子コンピューター、一般公開へ

NTTが発表した量子ニューラルネットワークと言う量子コンピュータは、10の602乗通りのパターンとなります。
もう既に良く分からないパターンの多さです。
そして、ここからがNTTが発表した量子コンピュータの本題記事となります。

量子ニューラルネットワークの処理能力を調査!

現状のスーパーコンピュータShobu(菖蒲)の100倍という事です。
ただし、この記事には、凄さを出そうとしたマジックが発生しております。

スーパーコンピュータShobu(菖蒲)は、日本製です。
2017年11月12日開催、2017年11月14日に結果発表された世界ランキングの順位を調査してみます。
<スーパーコンピュータ Top500>
外部リンク:top500

Shobu(菖蒲)は、180位259位です。
※上記2つは、別々のコンピュータで内部の部品が異なります。
ちなみに259位のshoubuは、ただのshoubuじゃなくSYSTEM Bとして登録されてます。

shoubuとスーパーコンピュータ第1位を比較

180位の順位が高い Shobu(菖蒲)と比較してみましょう。

現状、世界第一位は、中国の「神威・太湖之光(Sunway TaihuLight)」となります。
こちらのRmax (TFlop/s)が、93,014 TFlop/s
一方、Shobu(菖蒲)のRmax (TFlop/s)が、1,001 TFlop/s
良く分からない方には、180位のShoubuと世界1位は、処理速度が93倍違います。

ここで、話を戻しましょう。

世界1位スパコンと量子ニューラルネットワークコンピュータを比較

ここまで計算が出ていたら、ほぼ確定しました。
※量子ニューラルネットワークは、長いのでQNNと省略します。
【速度】
Shobu(菖蒲):神威・太湖之光(Sunway TaihuLight)=1:93
Shobu(菖蒲):QNN=1:100
恐らく、データが正しいようならば、若干量子ニューラルネットワークのコンピュータが早い。
但し、ご確認頂ける通り、若干の速度上昇となります。

今後の量子ニューラルネットワークは?

この量子ニューラルネットワークは、光ケーブルを1キロ利用して2000個のレーザ発振器を取り付けて、ビットの状況から計算を実施しているそうです。

この量子ニューラルネットワークの凄い点としては、今後の成長度合いなのかなと思います。
光ケーブルの輪を長くしてレーザ発振器を多く取り付けることで、さらに高性能に!

さて、ここまでで量子ニューラルネットワークにおける量子コンピュータの情報と速度の解析は、理解頂けたのかなと。
今までの量子コンピュータというよりも、光ケーブルとネットワークを利用した新しい角度からの量子コンピュータを求めた結果かなと思います。

ビットコインを破綻させる量子コンピュータの攻撃方法

量子コンピュータが出現した場合、どのような攻撃方法が存在しているのか、これがネックになると想定しております。
有名な攻撃方法で量子コンピュータに関わりそうな内容を例に挙げて行きましょう。

51%攻撃

51%攻撃として有名ですね。
こちらは、マイニングの50%以上を占有してしまうと、取引で虚偽の記録を行えてしまうという内容になります。

以下の点で、それほど考慮する必要は、無いと想定しております。
・驚異的な量子コンピュータが出現したとしても現状のASICが優秀となる為、51%まで届かない可能性。
・他の量子コンピュータによるマイニングの分散

このようなライバルがライバルになるという、平行線を辿ると想定しております。
その為、それほど51%問題については、考慮しなくても良いのかなと思います。

秘密鍵の解読による攻撃

問題になるのは、こちらの攻撃になると想定しております。
まずは、初心者の方もいらっしゃると思いますので、公開鍵と秘密鍵について紹介しましょう。

公開鍵とは?

データを他の人が読み取れないように暗号化する鍵となります。
例えれば、金庫を閉める鍵です。

秘密鍵とは?

データを誰にでも読み取れるように復号化する鍵となります。
例えれば、金庫を開ける鍵です。

さあ、その金庫が自分のビットコイン財布だったとしましょう。
どう考えても、秘密鍵がバレたらヤバいですよね?

通常ならば公開鍵は、公開してしまっても問題ないです。
なぜならば、公開鍵から秘密鍵を生成することは、完全に不可能と言えませんが、それに近い状況となります。

ビットコインの世界では、偉大な存在である大石さんの記事で、この困難を数字で表現されております。
<ビットコイン研究所の記事>
外部リンク:ビットコインのアドレスから直接お金を盗むことができるか?
この記事を発見した時、私の状況!
やはり、大石さん論理的な思考回路が凄すぎです。
と思うと共に、この内容
を細かく確認している段階で頭が良くない私は、ちょっと体調が悪くなりました(笑)

そして問題は、現状の量子コンピュータが計算を実施した場合、ビットコインが破られる可能性。

量子コンピュータで秘密鍵が解読されるのか?

現状では、まだまだビットコインの秘密鍵を解読する可能性が低いと考えております。

秘密鍵が解読されて破られる可能性が低いと考える理由

現状の状況としては、以下2つの理由からとなります。

①現状の量子コンピュータは、何らかの処理に特化

特定の命令にだけ特化して、現状のコンピュータみたいに色々なことに利用可能とまでは、技術が進んでおりません。
汎用性が低い状況となるのです。

②処理能力の問題

NTTが公開予定の量子コンピュータは、現状でスーパーコンピュータと同レベルの状況の計算レベルです。
恐らく、その他の量子コンピュータも、ビットコインの秘密鍵を破るレベルの処理能力を持っていないと考えます。

将来的に量子コンピュータが解読してしまう可能性を考察

シンガポール国立大学の研究者によると、2027年にビットコインの秘密鍵が破られるという状況がデータで存在しております。
ただし、秘密鍵が現状のままで進めば!
そんな前提条件となっております。
量子コンピュータの技術が進めば、色々な場所で利用されているデータを守る鍵の技術も進歩します。

何故ならば、量子コンピュータで破壊可能。
それを作成している大企業は、IBMやGoogle等です。
対策が存在しない状況で、汎用的な計算力を持った量子コンピュータを野に放てば、自分たちも困ることになる。

ビットコインを含む仮想通貨の購入場所について

仮想通貨は、以下の場所から購入できます。
coincheckリンク

<おまけ>
NTT以外の公開されている量子コンピュータ

IBMは、IBM Quantum Cloudとして、量子コンピュータを作成して公開しております。
こちらはNTTのような光ケーブルのタイプじゃなく、チップ型と見受けられます。

現状の性能が確認できなかったのですが、2021年にスーパーコンピュータの9000兆倍の処理能力を迎えるそうです。
あくまで2021年の状態ですので、ビットコインの脅威になるのは、まだ時間が必要かなと思います。

IBMのCARD TESTです。
組み合わせ問題のイメージなんですかね?
<IBM CARD TEST>
外ぐリンク:quantum-card-test

長々とお付き合い頂きましたが、これで終わりとなります。
楽しんで頂けたならば、幸いです。
ハム!

スポンサーリンク